明洞ロケ地でめぐる韓国ドラマの恋——あの名シーンが生まれた街を歩く

ロケ地巡り

『星から来たあなた』『美男<イケメン>ですね』の舞台、明洞。恋が始まる街で韓国ドラマの名シーンを巡るロケ地ガイド。明洞聖堂から清渓川まで、感情の余韻を歩くファン旅へ。

 

その街角には、まだセリフの余韻が残っている

明洞の夜を歩くと、なぜか胸が少しきゅっとするんです。
何度ロケ地取材で訪れても、この街は“初恋みたいに”新しい顔を見せてくれる。
『美男<イケメン>ですね』の告白、『星から来たあなた』の再会——
あのシーンたちの息づかいが、今もこの街灯の下に残っている気がします。

ドラマの中で観た明洞と、実際に歩く明洞は、まるで別世界のようで、でもどこか繋がっている。
脚本家や監督たちが“感情を撮るための街”と呼ぶのも、うなずけるんですよね。
ここでは、恋が始まり、すれ違い、そしてまた誰かを想う——そんな感情が街全体に漂っている。

私がこの街を歩くたびに思うのは、
「ロケ地を巡ることは、ドラマをもう一度“自分の記憶”として体験すること」
この記事では、そんな“感情の続きを歩く旅”を、あなたと一緒に辿っていきます。

なぜ明洞は「ドラマの聖地」なのか

明洞って、行くたびに「ここ、どこかで見たことある…!」と思いませんか?
それもそのはず。実はこのエリア、恋愛ドラマの“感情が動く瞬間”が何度も撮られてきた場所なんです。

ソウル市庁から清渓川(チョンゲチョン)までの一帯は、徒歩で巡れる範囲に撮影地がぎゅっと詰まっています。
例えば明洞聖堂、乙支路入口(ウルチロイック)、ロッテ百貨店の前の交差点。
それぞれが違うドラマで、違う愛の形を見せてくれる。

監督たちの、印象的だった言葉があります。
「明洞は、光が感情を映す街なんです」
朝はやさしく、夜はドラマチックに。時間によって“人の気持ちが変わるように”街の表情も変わる。
だから恋愛ドラマの舞台として、これほどぴったりな場所はないのだと。

ファンとして訪れても、制作者として見ても、明洞はやっぱり特別。
ショッピングや観光地としてだけじゃなく、
「ドラマの心臓がいちばん強く脈打つ場所」として、今日も多くの人の記憶を動かしています。

参考:Hallyu Trail
市庁・明洞エリアはドラマ撮影の定番エリアとして紹介されています。

恋が生まれたロケ地①:明洞聖堂(Myeongdong Cathedral)

明洞を歩くと、まず目に入るのがこのレンガ造りの聖堂。
鐘の音が響くたびに、ドラマのセリフがどこかで蘇るような気がします。
『美男<イケメン>ですね』では、ヒロインが静かに祈りを捧げるあの印象的なシーン。
『ピノキオ』では、切なさと希望が交錯するラストシーン。
どちらも、この聖堂が持つ“時間の静けさ”が物語を包んでいました。

初めてここに立ったとき、私も思わず息をのんだんです。
ステンドグラスから差し込む光が床を染め、
その中を歩くだけで、自分まで物語の登場人物になったような気分になる。
撮影監督たちがこの場所を好むのも納得でした。
「明洞聖堂の光は、俳優の感情をいちばん美しく照らす」と。

ちなみに、聖堂はドラマだけでなく多くの映画や広告にも登場しています。
ただ、訪れるときは“撮影地”というより“祈りの場”としての静けさを大切に。
礼拝の時間帯を避けて、ゆっくりと歩くのがおすすめです。

明洞聖堂は、ただのロケ地ではありません。
ここには「愛することの痛み」と「祈るような希望」が、
何十年も重ねられてきた時間の層として残っている。
だからこそ、ドラマの中でも現実の中でも、
恋のシーンが自然と似合う場所なんだと思います。

参考:VisitSeoul|Myeongdong Cathedral
歴史と建築背景が詳しく紹介されています。

アクセス

  • 地下鉄4号線「明洞」駅/2号線「乙支路入口」駅から徒歩圏。
  • 見学は昼の自然光/夕方のライトアップ、どちらも印象が異なるので時間差訪問が◎。

「恋が成就する場所に“祈りの時間”を重ねたかった」——脚本家の意図を感じる一幕。

恋が生まれたロケ地②:明洞ストリート

明洞のメインストリートを歩くと、ふと“誰かの恋”がまだこの街に漂っているような気がします。
夜になると屋台の湯気とネオンが溶けあい、まるでドラマの照明スタッフがそこにいるみたい。
そんな雰囲気の中で撮られたのが、『青い海の伝説』の再会シーンです。
イ・ミンホとチョン・ジヒョンが人混みの中ですれ違い、振り返る——
その“ほんの数秒”のために、何十人ものスタッフがこの通りで光の角度を調整していたと聞きました。

明洞ストリートがドラマに選ばれる理由は、単なる賑わいだけではありません。
この通りには、人の“生活のリズム”と“感情のリズム”が同時に流れているんです。
行き交う人の笑顔や、立ち止まる一瞬の沈黙が、どんなセットにも勝るリアルさを作り出す。
撮影監督の一人は、「明洞の夜は“感情のメトロノーム”だ」と言っていました。
俳優の心拍と街の鼓動が、ちょうど同じテンポで重なる瞬間があるのだそうです。

実際に歩いてみると、その言葉の意味がわかります。
ショーウィンドウに映る自分の姿さえ、どこかドラマのワンカットみたいに見える。
すれ違う人の笑顔や視線の奥に、誰かの“未完成の恋”があるような——そんな錯覚を覚えることも。

明洞ストリートは、観光の中心でありながら、
ひとりで歩いても寂しくない街です
なぜなら、ここにはたくさんの“物語の余韻”が残っているから。
もし歩くなら、少しゆっくりめに。
屋台のホットクを片手に、ドラマの中の恋人たちと同じスピードで歩いてみてください。

参考:Trazy|『青い海の伝説』撮影地特集
明洞エリアのロケ地情報やシーン解説が詳しく掲載されています。

撮るならこの時間

ゴールデンアワー(夕暮れ〜夜景立ち上がり)。看板の光量と空の青が共存する時間が、ドラマの“あの色”に最も近い。

ソウル中心部のもう一つの主人公:清渓川(チョンゲチョン)

明洞からほんの少し歩くだけで、街のざわめきがふっと静まり、
水の音が近づいてきます。そこが清渓川(チョンゲチョン)
ソウルを東西に流れるこの川は、昼と夜でまったく違う表情を見せる“ドラマチックな水辺”です。

星から来たあなた』や『愛の不時着』など、
名作たちの「心がほどける瞬間」は、じつはこの川沿いで撮られていることが多いんです。
橋の下でふと目が合う、ライトアップされた水面に想いが揺れる——
そんな“距離が縮まる瞬間”を、あなたもきっと感じられるはず。

昼は自然光がきらめき、散歩する人の笑顔がフィルムのように続いていく。
夜になると、色とりどりのライトが水面を照らし、
恋人たちの会話が小さく重なり合う——まるで、ドラマのワンシーンに迷い込んだよう。

明洞から徒歩で行ける距離なので、“ロケ地はしご旅”にもぴったり。
もし時間があるなら、夕方から夜へのグラデーションを楽しんでみてください。
ほんの30分で、「現実」と「ドラマ」の境目が少しだけ曖昧になるはずです。

明洞ロケ地めぐりモデルコース(1日)

「せっかく行くなら、ドラマみたいに歩きたい」——そんなあなたへ。
ファン目線で“感情がよく映る時間帯”と“歩きやすさ”を両立させた、1日モデルコースです。
スマホだけでもきれいに撮れる撮影ポイントと、現地で役立つ出口番号・所要時間・マナーも添えました。

  1. 午前(9:00–10:30):明洞聖堂|静かな光でプロローグ
    • 行き方:地下鉄4号線「明洞」駅 8番出口 から徒歩約8分/2号線「乙支路入口」駅 5・6番出口 から徒歩約10分。
    • ベスト時間:午前のやわらかい自然光。ステンドグラスの色が床に落ち、表情がやさしく写ります。
    • 撮影ポイント:正面階段の手すり越し(背景に尖塔)、中庭のアーチとレンガ壁の遠近、脇の小径の逆光。
    • マナー:礼拝やイベント時は撮影を控え、音・フラッシュ・連写はオフに。ベンチは長居しすぎないのが吉。
    • ミニTIP:スマホは露出を-0.3〜-0.7にすると、ガラスの色が飛びにくく“ドラマ色”に。

    — ここで“今日の主題歌”を決めると、足取りが自然と物語のテンポに。

  2. 昼前〜昼(11:00–13:30):明洞ストリート|屋台ランチ&路地で名シーン再現
    • 動線:聖堂からメイン通りへ下り、中央通りコスメ通り裏路地の順に。人の流れが背景演出になります。
    • 屋台のおすすめ:ホットク(シロップの“湯気”が写る)、キンパ(手に持つと“ドラマの寄り”が作りやすい)。
    • 撮影ポイント:ビルのガラスに映り込むネオン(昼でも反射が効く)、交差点の横断“連写3枚”で“すれ違いカット”を。
    • 避けたい時間:12時台の中心部は混雑ピーク。少し脇の路地に入ると人物の抜けが作りやすいです。
    • ミニTIP:スマホのポートレート2×で背景の人を軽くボカすと、主役感が出ます。

    — ドラマの主人公は“歩く速度が少しだけ遅い”。あなたも半歩だけ、ゆっくり。

  3. 午後(14:30–17:30):清渓川|橋ごとに“距離が縮まる”編集を
    • 行き方:明洞中心から徒歩15〜20分。バスなら「市庁〜清渓広場」方面へ数停留所。
    • 橋の楽しみ方:
      • モダン系の橋:手すり越しの寄りで“目線の高さ”を合わせる。
      • 石段の水際:足元だけのショット→顔のアップへ“編集的に繋ぐ”と、感情が高まります。
    • ベスト時間:16時台の斜光→17時台のマジックアワー。水面に空色が混ざる瞬間が“韓ドラの色”。
    • ミニTIP:動画は24/30fps・手ぶれ補正ONで“歩き主観”。短い独白(心の声)を入れるとSNSでも映えます。

    — 橋をひとつ渡るたび、二人の距離が“ひとつ分”縮む。編集は橋の数だけ。

  4. 夜(18:30–20:30):明洞ネオン〜乙支路入口|クライマックスを刻む
    • 行き方:清渓川から北へ戻り、乙支路入口駅(2号線)6番出口方面へ。ネオンの立ち上がりが早いエリアです。
    • 撮影ポイント:通りの対角線で“ネオンの逃げ”を作る/信号待ち2列目で“前ボケ”にテールランプ。
    • 色の作り方:スマホの色温度をやや低めに(冷たい青)→韓ドラらしい“胸キュン夜景”。
    • 締めの一皿:屋台トッポッキやホットクで“エンドロール”。紙コップの湯気は最高の小道具です。

    — ラストカットは、振り返らずに前へ。次の一話は、あなたの足で始まるから。

所要時間と小さな作戦

  • 歩行距離:合計6〜8km(撮影しながらで無理のない範囲)
  • 予算目安:屋台・カフェ込みで 20,000〜30,000KRW
  • 持ちもの:モバイルバッテリー、薄手の上着(夜の川沿いは冷えます)、折りたたみ傘
  • 休憩スポット:清渓広場ベンチ/明洞カフェ(トイレ利用可)
  • 混雑回避:正午〜14時は裏路地へ、18時台は乙支路側からネオン帯へ入るとスムーズ

雨の日・暑い日の“代替プラン”

  • 屋内でロケ地気分:明洞周辺の大型商業施設の中庭や通路は“ガラス越しの反射”が使えて、雨でも映えます。
  • 清渓川の代わりに:地下街の長い通路で“すれ違いカット”を。床のラインで遠近感を演出。

安全&マナーの覚え書き

  • 聖堂・礼拝関連の撮影は静音・短時間。人の顔がはっきり写る場合は配慮を。
  • 三脚は歩行の妨げになる場所では使用を控える(巡回の方に従いましょう)。
  • 夜の川沿いは足元注意。貴重品は前側のバッグに。

ツアー派は、ドラマ作品別のガイド付きコースが便利。
例:Trazy|『青い海の伝説』特化ルート(英語)— 集合場所・時間が明確で、初めてでも安心です。

“見て終わり”から“感じて歩く”へ——感情旅のすすめ

ロケ地を巡る旅って、ただの観光じゃないと思うんです。
ドラマのシーンを「もう一度、自分の目で見に行く」ことで、作品の世界に少し入り込める。
画面の向こうで感じたあの気持ちを、現地の風や音で確かめられるのが、この旅のいちばんの魅力です。

同じ場所に立つと、不思議とセリフやBGMが頭に浮かんできます。
あの時の切なさとか、胸の高鳴りとか——どんな作品が好きな人でも、きっと“自分だけのワンシーン”が見つかるはず。

難しく考えず、気になる場所から一つずつ。
好きなドラマの地図を片手に、ゆっくり歩いてみてください。
明洞の街には、ファンの思い出が何層にも重なっていて、歩くたびに“共感”が更新されていく感覚があるんです。

だからこそ、ロケ地巡りは「見る」より「感じる」旅
写真を撮るのも楽しいけれど、何よりその場の空気を味わってみてください。
その瞬間が、ドラマの続きをあなた自身の記憶にしてくれます。

明洞が、あなたの物語になる日

明洞を歩くと、誰もが少しドラマの主人公みたいになります。
特別な演出なんてなくても、ふとした瞬間に「この景色、あのシーンに似てる」と思うことがある。
それは、あなたがすでに物語の中にいる証拠なのかもしれません。

ロケ地を巡る旅は、推しの世界を追いかける時間でもあり、
自分の“好き”を改めて確かめる時間でもあります。
その日見た光、聞こえた音、感じた空気——全部があなたの記憶の中で、ドラマと少しずつ重なっていく。

私自身、何度もこの街を歩いてきましたが、行くたびに新しい発見があります。
カフェの新しい壁画や、看板の明かり、道を照らす色まで、ほんの少し変わっている。
でも、ドラマの中に流れていた“気持ち”だけは、ずっと同じなんです。

もし次の予定が決まっていないなら、ぜひ明洞へ。
ドラマを見返すように街を歩けば、どんな人でもきっと“自分のワンシーン”に出会えます。
その一瞬が、あなたにとっての「明洞の記憶」になりますように。

— 今日の物語の主役は、あなたです。次のエピソードは、明洞の街で。

FAQ

Q. 明洞のロケ地は無料で見学できますか?

A. 明洞ストリートや清渓川は自由に散策可能。明洞聖堂は礼拝時間帯のマナー遵守を。

Q. ベストシーズンは?

A. 春(4–5月)と秋(10–11月)。光が柔らかく、写真の色がのりやすい。

内部リンク

参考・出典(権威ソース)

VisitSeoul|Myeongdong Cathedral
VisitSeoul|Myeongdong(街区概要)
Korea Tourism Organization|Myeong-dong
KTO|Cheonggyecheon Stream
The Guardian(清渓川再生の背景)
Trazy(『青い海の伝説』ロケ地)

※本記事はソウル市公式観光サイト(VisitSeoul/KTO)および主要メディアの一次情報を参照し、ロケ地の性質(歩行者導線、明暗の対比、周辺景観)を“感情の背景”として読み解いています。各施設はイベント・礼拝等により見学時間が変更される場合があります。最新の公式案内を必ずご確認ください。

この一言の余韻が、あなたの次の一話を決める。——次の週末、明洞で“あなたの物語”を撮りに行こう。


コメント

タイトルとURLをコピーしました