この記事では、
・韓国ドラマのロケ地として知られる景福宮を初めて訪れる方に向けて
・ロケ地巡りで迷いにくい歩き方や見どころ
・ドラマのシーンと実際の景福宮で感じた印象の違い
を、初心者の方にもわかりやすく紹介します。
韓国ドラマを見続けていると、ある瞬間に気づきます。
「この場所、違う作品なのに何度も目にしている気がする」と。
その“既視感の正体”が、景福宮(キョンボックン)です。
朝鮮王朝の正宮として600年以上の歴史を持つこの王宮は、単なる観光名所ではありません。
韓国の時代劇はもちろん、現代ドラマやファンタジー作品に至るまで、物語の「核」となる場面で繰り返し選ばれてきた、映像作品に最も信頼されているロケ地です。
王座に向かう緊張した足取り、厳粛な儀式の空気、回廊に残る静かな余韻。
それらはすべて、カメラ越しではなく、実際にその場に立ったときにはじめて身体で理解できる感覚です。
景福宮を訪れるということは、ドラマの舞台を「見る」ことではありません。
あなた自身が、あの物語の時間軸に足を踏み入れること。
初めて韓ドラロケ地巡りをする方でも迷わず楽しめるよう、
景福宮の基本情報から、実際にドラマで使われてきた撮影スポット、そして“感情が動く歩き方”までを、順を追って解説します。
景福宮 韓国|まず押さえる基本情報(場所・営業時間・休館日・料金)
景福宮の場所:ソウル特別市 鐘路(チョンノ)区(住所:161 Sajik-ro, Jongno-gu, Seoul)
休館日:毎週火曜日(火曜が祝日の場合は原則、翌平日に休館)
開門:9:00(共通)
観覧時間:季節により変動(最終入場は閉門の1時間前が基本)
入場料:大人(満19~64歳)3,000ウォン(年齢条件・韓服着用などで無料対象あり)
※観覧時間・運営は状況により変更される場合があります。訪問前に公式情報の最新更新も確認してください。
| 時期 | 営業時間 | 最終入場 |
|---|---|---|
| 1~2月/11~12月 | 9:00~17:00 | 16:00 |
| 3~5月/9~10月 | 9:00~18:00 | 17:00 |
| 6~8月 | 9:00~18:30 | 17:30 |
(上記は公的・公式情報に基づく目安です)
景福宮 韓国 交代式|守門将交代式の時間と“ドラマ感”の正体

初めての人ほど、景福宮でいちばん「ドラマを生で見ている」気持ちになるのが、守門将交代式です。
代表的な実施時間(目安)
・交代式:10:00/14:00(約20分)
・守衛隊の出動儀式:11:00/13:00(約10分)
・公開訓練:09:35/13:35(約15分)
※火曜日(景福宮休館日)は原則実施なし/雨天中止の場合あり
景福宮 ドラマロケ地マップ|初めてでも迷わない撮影スポット4選
景福宮は「どのドラマの何話か」を完璧に覚えていなくても大丈夫。
なぜならここは、韓国ドラマが“王宮のリアル”として繰り返し借りてきた場所だからです。
初めてのロケ地巡りなら、まずはこの4スポットだけ押さえれば、ドラマの記憶がちゃんと立ち上がります。
① 光化門(クァンファムン)|物語の始まりを背負う「顔」
ドラマの冒頭でよく見る、“宮の門が開く瞬間”のあの高揚感。
光化門は、登場人物の運命が動き出すときに使われる「導入の舞台」です。
ここがドラマっぽく見える理由
門の威厳+広場の奥行きが、人物を小さく映しても「格」を保てる。
つまり、カメラが引いても画が成立する“王宮の顔”。
現地での再現ポイント
・門の真正面より、少し斜めから撮るとドラマのオープニング感が出ます。
・朝の時間帯は光が柔らかく、影がきれいに落ちるのでおすすめ。
② 勤政殿(クンジョンジョン)|王座の重みが残る「核心」
時代劇の“心臓部”がここ。
王が座り、臣下が並び、沈黙だけで緊張が伝わる――そんな政治・決断のシーンに勤政殿は選ばれます。
ここがドラマっぽく見える理由
柱の反復と段差が、人物の序列や権力構造を一発で見せてくれる。
言葉が少ない回ほど、この建物が「台詞の代わり」をしてくれます。
現地での再現ポイント
・正面だけでなく、左右に少し移動して見ると「玉座へ向かう視線の圧」を感じやすい。
・足音が響く距離感を意識して歩くと、ドラマの緊張が身体に入ってきます。
③ 慶会楼(キョンフェル)|池が“余韻”を担う場所
恋や別れ、密談、そして「言えなかった一言」。
慶会楼は、そういう感情が滲む場面で使われやすいスポットです。
ここがドラマっぽく見える理由
水面の反射が、人物の心の揺れを“映像的に”増幅するから。
現代ドラマでも時代劇でも、ここに来ると画面が急に叙情的になります。
現地での再現ポイント
・建物+水面をセットで入れる(「池の割合」を増やすと余韻が出ます)。
・「立ち止まる」時間をつくると、ドラマの間(ま)が自分のものになります。
④ 回廊・奥の小径|会話と足音が似合う“ドラマの通路”
実は一番“ドラマの気配”が濃いのが回廊。
追いかける/すれ違う/立ち聞きする――人物の距離が変わる場面に、回廊は本当に強い。
ここがドラマっぽく見える理由
通路は背景が整理され、視線が人物に集中する。
つまり「会話の温度」が映える。ここで歩くと、台詞が聞こえた気がするんです。
現地での再現ポイント
・早歩き→立ち止まる、の緩急をつけると“シーンっぽさ”が出ます。
・同行者がいるなら、少し距離を空けて歩くと、それだけでドラマになります。
景福宮 ロケ地マップ|歩く順番(迷わない王道ルート)

- 光化門(物語の始まり)
- 興礼門~中庭(登場人物が歩く導線)
- 勤政殿(決断と緊張の中心)
- 慶会楼(感情が揺れる余韻スポット)
- 回廊・奥の小径(会話と足音の通路)
この順番で歩くだけで、
「登場 → 対立 → 決断 → 感情 → 余韻」
という“王宮ドラマの構造”を、身体でなぞることができます。
景福宮がロケ地として知られる韓国ドラマ(例)
景福宮は作品ごとに「どの建物が使われたか」が変わるため、ここでは景福宮での撮影・登場が言及されやすい代表作をまとめます。
- 『根の深い木(Tree with Deep Roots)』(2011)
- 『仁顕王后の男(Queen In Hyun’s Man)』(2012)
- 『青い海の伝説(Legend of the Blue Sea)』(2016-2017)
- 『シカゴ・タイプライター(Chicago Typewriter)』(2017)
- 『トッケビ(Goblin / Guardian: The Lonely and Great God)』(2016-2017)
- 『太陽を抱く月(The Moon Embracing the Sun)』(2012)
- 『キングダム(Kingdom)』(2019-)
景福宮がロケ地として使われた韓国ドラマ|推し作品別の「探し方」ガイド
景福宮は、1作品のためのロケ地ではありません。
むしろ韓国ドラマにとっては、時代劇・現代劇・ファンタジーを横断して使われてきた「感情を映す装置」です。
ここでは、景福宮が登場・撮影地として語られることの多い作品を例に、
「このドラマが好きなら、ここで何をすればいいか」を、現地で迷わない形でまとめました。
『トッケビ』が好きな人へ
注目スポット:回廊・宮内の小径
① 立つ場所
回廊の端ではなく、あえて通路の途中に立ちます。
② 見る方向
進行方向ではなく、少し斜め前を見る。
③ やること
5歩ほど歩く → 立ち止まる → 深呼吸して、また歩く。
この「歩く/止まる」のリズムが、『トッケビ』特有の
永遠に続く時間の感覚を、自然に思い出させてくれます。
『太陽を抱く月』が忘れられない人へ
注目スポット:勤政殿
① 立つ場所
玉座の正面ではなく、少し横にずれた位置。
② 見る方向
玉座 → 広い中庭 → 空、の順に視線を動かす。
③ やること
「ここに一人で座るとしたら」と想像して、10秒黙る。
王である責任と、個人の感情が引き裂かれる感覚が、
空間そのものとして伝わってきます。
『根の深い木』が好きな人へ
注目スポット:勤政殿~中庭
① 立つ場所
勤政殿の前段から、中庭を見渡せる位置。
② 見る方向
正殿から中庭全体を「線」で見る。
③ やること
声を出さずに、「ここで言葉が広まるとしたら?」と距離を測る。
このドラマがなぜ広い空間を必要としたのか、
思想と権力の怖さとして腑に落ちます。
『青い海の伝説』が好きな人へ
注目スポット:慶会楼(池)
① 立つ場所
池の縁。建物と水面が同時に見える位置。
② 見る方向
水面 → 映り込む建物 → 実際の建物。
③ やること
「今」と「過去」を交互に見るつもりで、視線を上下させる。
時間を越えて重なる恋の感覚が、
視覚的に理解できる瞬間です。
『キングダム』シリーズが好きな人へ
注目スポット:光化門~勤政殿への動線
① 立つ場所
光化門を背にして、正殿へ向かう道の中央。
② 見る方向
門を振り返らず、ひたすら前を見る。
③ やること
無言で、一定のペースで歩く。
ここで感じる静けさは、
恐怖の前兆としての「秩序」そのものです。
『仁顕王后の男』が好きな人へ
注目スポット:回廊・宮内全体
① 立つ場所
行きに通った場所と、同じ地点。
② 見る方向
帰り道では、景色の違いに意識を向ける。
③ やること
「さっきと同じ場所なのに」と心の中でつぶやく。
時間移動ドラマの核心である
“同じ場所・違う時間”が、体感できます。
『シカゴ・タイプライター』が刺さった人へ
注目スポット:慶会楼周辺・静かな庭園
① 立つ場所
人の流れから一歩外れた場所。
② 見る方向
あえて、何もない空間を見る。
③ やること
ベンチや池の縁で、数分立ち止まる。
過去の記憶がふと浮かび上がるような、
この作品特有の余白を感じられます。
推し作品がある人ほど、景福宮は深く刺さる
景福宮ロケ地巡りの正解は、
「このシーンはここ」と当てることではありません。
そのドラマが、なぜこの場所を必要としたのか。
それを空間で理解できたとき、
あなたの中でその作品は、もう一段深く“自分のもの”になります。
🌈mioのおすすめ|初めてなら「交代式」だけは見てほしい

景福宮を初めて訪れるなら、正直に言います。
全部を完璧に回らなくていい。
でも、守門将交代式だけは、できれば時間を合わせて見てほしいです。
理由はシンプルで、ここが一番「ドラマが現実に溶ける瞬間」だから。
色鮮やかな衣装、太鼓と号令、整えられた動き。
それは観光イベントというより、時代劇のワンシーンが、編集なしで目の前に現れる感覚に近い。
画面越しに見てきた“儀式の温度”を、
音と距離と空気で受け取った瞬間、
景福宮は「知っている場所」から「忘れられない場所」に変わります。
mio的ベストタイミング
・午前10時の回(空気が締まっていて、初見でも没入しやすい)
・写真を撮るなら、門正面より少し横から
もし時間が限られているなら、
「交代式を見る → その余韻のまま勤政殿へ向かう」
この流れだけで、景福宮の“ドラマ性”は十分に体感できます。
🌈mioのおすすめ|写真が一番ドラマっぽく撮れる立ち位置
ロケ地で写真を撮るとき、
「ここで合ってるのかな?」と立ち止まる人がとても多いです。
結論から言うと、景福宮は“建物の正面”より、少し外した位置のほうがドラマっぽく写ります。
① 光化門|「登場シーン」になる立ち位置
立つ場所
光化門の真正面ではなく、門から見て少し左(または右)にずれた位置。
カメラの向き
門と、その奥の道が斜めに伸びる構図を意識。
なぜドラマっぽい?
人物が“物語に入っていく途中”に見えるから。
オープニングのワンカットが自然に再現できます。
② 勤政殿|「決断の瞬間」が残る立ち位置
立つ場所
勤政殿の真正面から一段下がった位置。
カメラの向き
正面ではなく、少し斜めから殿舎全体を入れる。
なぜドラマっぽい?
建物の重心が画面に残り、
「ここで何かが決まった」空気が写真に残ります。
③ 慶会楼|「余韻」を写す立ち位置
立つ場所
池の縁で、建物と水面が同時に映る場所。
カメラの向き
水平を意識して、水面の反射を多めに入れる。
なぜドラマっぽい?
水が“感情の間”を作ってくれるから。
台詞のないワンシーンのような写真になります。
④ 回廊・小径|「会話が始まりそうな立ち位置」
立つ場所
回廊の端ではなく、通路の途中。
カメラの向き
奥行きが出る方向に向ける。
なぜドラマっぽい?
人物が“これから話し出す”直前に見えるから。
写真に時間の流れが生まれます。
mioのひとこと
ポーズはいりません。
立って、歩いて、止まる。
それだけで、景福宮はちゃんとドラマになります。
🌙夜の景福宮|期間限定ライトアップ(夜間観覧)を狙うなら

景福宮は、春と秋の限られた期間だけ、夜間ライトアップ(夜間観覧)が行われます。
昼間の荘厳さとは違い、夜は静けさと光が支配する空間。
韓ドラで描かれる「夜の王宮」が、最も現実に近づく時間帯です。
mio的に言うなら、
昼は「世界観を知る時間」、夜は「感情を持ち帰る時間」。
📅 夜間観覧|日程案内テンプレ(毎年この形で告知されます)
夜間観覧は毎年ほぼ同じ構造で実施されます。
具体的な日付は年ごとに変わるため、以下を目安にしてください。
- 春期夜間観覧:5月中旬〜6月中旬ごろ
- 秋期夜間観覧:9月上旬〜9月下旬ごろ
- 時間帯:19:00〜21:30(最終入場 20:30 が目安)
- 実施曜日:水曜〜日曜が中心(※火曜は休館日)
※正確な日程は、訪問年の直前に「景福宮 夜間観覧 〇年」で必ず確認してください。
🎫チケットについて|外国人は「当日券」が基本
夜間観覧のチケットは、韓国在住者向けの事前予約枠と、
外国人向けの当日券枠に分かれています。
外国人旅行者の場合
- 原則として当日券のみ
- 販売場所:景福宮 正門(光化門)付近の窓口
- 販売枚数:1日あたり枚数制限あり(先着順)
- パスポート提示を求められることあり
mioの実感的アドバイス
・平日夜のほうが、当日券を買える可能性が高い
・開場時間より少し早めに到着しておくと安心
👘 韓服で行くと無料?|条件と注意点
はい、韓服(ハンボク)を着用していれば無料入場になるケースがあります。
ただし、夜間観覧ではいくつか注意点があります。
- 対象は伝統的な韓服スタイル(簡易コスプレ風は不可の場合あり)
- 全身着用が基本(上だけ・小物だけはNG)
- 夜間観覧でも人数制限は適用される
mioのおすすめ
夜の景福宮×韓服は本当に美しいですが、
「写真を撮る余裕」より「冷え対策」を優先してください。
春・秋の夜は、想像以上に冷えます。
🌙 夜間観覧で見るべき場所(最短ルート)

- ライトアップされた光化門(まずは全体像)
- 光に浮かび上がる勤政殿(正面+斜め)
- 余裕があれば慶会楼(水面の反射が別格)
夜はすべてを回ろうとせず、
「2〜3か所を、ゆっくり」が正解です。
🌈mioからひとこと|夜の景福宮は“別作品”
同じ景福宮でも、昼と夜ではまったく別のドラマになります。
もし日程が合うなら、昼にロケ地巡り、夜にライトアップ。
この二段構えが、いちばん記憶に残ります。
画面の中で見てきた王宮が、
「静かな夜の記憶」として残る。
それが、夜間観覧の価値です。
よくある質問(FAQ)
Q. 景福宮は本当に韓国ドラマのロケ地として有名?
A. はい。景福宮は時代劇を中心に、韓国ドラマで最も繰り返し使われてきた王宮ロケ地のひとつです。
「特定の作品の聖地」というより、王宮ドラマの“基準となる場所”として選ばれてきました。
Q. 初めてでも迷わず巡れますか?
A. 巡れます。光化門 → 勤政殿 → 慶会楼の順で歩くだけで、ドラマでよく見る王宮の構造を一通り体感できます。
広いですが、ロケ地として使われる場所は意外と集中しています。
Q. 開館時間と閉館時間は何時ですか?
A. 開門は9:00で共通です。閉館時間は季節によって異なります。
・冬(11~2月):~17:00
・春・秋(3~5月/9~10月):~18:00
・夏(6~8月):~18:30
※最終入場は閉館の約1時間前が目安です。
Q. 休館日はありますか?
A. はい。毎週火曜日が定休です。
火曜日が祝日の場合は、原則として翌平日が休館になることがあります。
Q. 交代式(守門将交代式)は毎日ありますか?
A. 目安として10:00/14:00に実施されることが多いですが、
火曜日(景福宮休館日)や雨天、公式行事の日は中止・変更になる場合があります。
Q. 所要時間はどれくらい見ておけばいい?
A. 初めてなら90分前後がちょうどいいです。
交代式+主要ロケ地(光化門・勤政殿・慶会楼)を無理なく回れます。
Q. 韓国ドラマをあまり詳しくなくても楽しめますか?
A. 問題ありません。作品名や話数を覚えていなくても、
「どこかで見たことがある」感覚が自然と蘇るのが景福宮の強さです。
Q. 写真は自由に撮れますか?
A. 基本的に撮影は可能です。
ただし、建物内部の立入制限エリアや、交代式中の導線には注意してください。
まとめ|景福宮は、あなたの“次の一話”を決める場所

景福宮は、韓国ドラマの舞台を確認しに行く場所ではありません。
画面の中で見てきた感情を、自分の足で確かめに行く場所です。
光化門で感じた高揚、勤政殿の前に立ったときの緊張、
慶会楼の水面に残る、言葉にならない余韻。
それらは、ドラマを「知っている人」だけが受け取れる感覚でした。
一度でも景福宮を歩くと、
同じ作品をもう一度見返したとき、気づくはずです。
台詞より先に、空気が思い出されることに。
もし、次にどの韓国ドラマを観ようか迷っているなら、
その答えは、すでに景福宮のどこかにあります。
その一歩の余韻が、あなたの「次の一話」を決める。
それが、景福宮というロケ地の力です。

