この記事では、
韓国ドラマをきっかけに印象に残った釜山のロケ地を、
「どんなシーンで使われたのか」「どんな気持ちになったのか」
という視点で紹介しています。
韓国ドラマを観ていて、
「どうしてこのシーン、こんなに泣けたんだろう」
そう思ったことはありませんか?
その理由は、俳優の演技や台詞だけではありません。
“釜山(プサン)という街そのもの”が、感情を引き出しているケースがとても多いのです。
海、港、夜景。
釜山は、別れ・再会・決断といった感情の山場が描かれやすいロケ地の宝庫。
「泣いた記憶が残っている作品の釜山ロケ地」を中心に、
心に残る8スポットをまとめて紹介します。
(※作品名は“登場例”。同じ場所でも撮影時期や場面は作品ごとに異なります)
なぜ釜山ロケ地は“心に残る”のか
釜山がロケ地に選ばれるシーンには、ある共通点があります。
それは、派手な事件や大きな盛り上がりではなく、
「感情が静かに動く瞬間」が描かれることが多いということ。
たとえば――
・言えなかった本音が喉まで来ているのに、言葉にならない夜
・別れを決めたのに、足だけが前に進まない駅のホーム
・再会の直前、海を見ながら“自分の気持ち”を整える時間
そんな人生の途中・感情の整理・関係性の変化を描く場面に、釜山はとても強いんです。
- 海が近い:感情を吐き出す「余白」がある。泣く・黙る・立ち止まるシーンが成立する
- 港町の空気:出発と帰郷、別れと再会が自然に似合う。物語の“節目”が映える
- 夜景の説得力:言葉にできない想いを、光が代わりに語ってくれる
釜山のすごさは、台詞が少なくても成立するところ。
風の音、波のリズム、夕暮れから夜に変わる色――。
「景色が感情を代弁する」から、観ている側は説明されなくても泣けてしまう。
だから釜山のロケ地は、観終わった後もふとした瞬間に思い出します。
あの夜景、あの海、あの“黙った時間”。
心に残るのは、映像の美しさだけじゃなく、その場所に“感情の記憶”が結びついているからなんです。
釜山は、何も起きていない時間までドラマにしてしまう街。
あの沈黙が泣けた理由を、ロケ地に立つと少しだけ理解できる気がします。
韓国ドラマで泣いた釜山ロケ地8スポット
① 東白島(トンベクソム)|別れと再会の海辺
東白島は、釜山ロケ地の中でも特に「感情の整理が行われる場所」として使われることが多いスポット。
物語の大きな出来事の直後や、決断を下す前に、主人公がひとりで立ち止まるシーンによく登場します。
海と遊歩道の距離が近く、視界が自然と水平線に向くため、
過去を振り返る・気持ちを整える演出がとても映える場所。
再会や別れの直前に使われるのも、「ここで気持ちが切り替わる」空気があるからです。
登場作品(例):
・『ザ・キング:永遠の君主』
・『ザ・キング:永遠の君主(海雲台・東白島周辺ルート)』
② 甘川文化村|過去と向き合う坂道の街
甘川文化村は、一見すると明るくフォトジェニックな街ですが、
ドラマでは回想・後悔・家族の記憶と結びつく場面で使われることが多い場所です。
入り組んだ路地や続く坂道は、
過去をたどる・心の奥に戻っていく演出と相性抜群。
登るほどに視界が開ける構造も、感情の変化を映像で伝えやすい理由のひとつです。
登場作品(例):
・『L.U.C.A.: The Beginning(ルカ:ザ・ビギニング)』
・(映画)『怪しい彼女(Miss Granny / 감쪽같은 그녀)』
③ 広安里ビーチ|夜景が想いを代弁する場所
広安里ビーチは、夜の感情シーンに圧倒的な説得力を持つロケ地。
広安大橋の光が、言葉にならない気持ちを代わりに語ってくれます。
告白、独白、心の整理――。
「話さない選択」をしたシーンほど、この夜景が効いてくる。
視線を前に向けるだけで、登場人物の心情が伝わる場所です。
登場作品(例):
・『손해 보기 싫어서(No Gain No Love / 2024)』
・『恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~』
④ 太宗台(テジョンデ)|孤独と決断の断崖
太宗台は、荒々しい海と断崖が特徴のロケーション。
ドラマでは覚悟・決断・孤独と結びつく場面で登場します。
風が強く、空も広いため、
登場人物が小さく見える構図を作りやすいのが特徴。
人生の重さや、選択の厳しさが自然と伝わってきます。
登場作品(例):
・『Pachinko(パチンコ)』
・『Pachinko(主人公のルーツを象徴する場所)』
⑤ 松島スカイウォーク|距離が縮まる瞬間
海の上を歩くような感覚の松島スカイウォークは、
関係性が変わる直前の繊細なシーンに使われることが多い場所。
横に並んで歩くだけ、手が触れそうになるだけ――。
そんな小さな変化がドラマになるロケーションです。
夜のライトアップは、よりロマンティックな空気を作ってくれます。
登場作品(例):
・『Brewing Love(Songdo Beach撮影地)』
・『하백의 신부(Bride of the Water God)』
⑥ 釜山駅周辺|出発と別れが交差する場所(40階段エリア)
釜山駅周辺は、物語の転換点として使われることが多いエリア。
出発・別れ・戻れない選択――人生が動く瞬間が描かれます。
中でも40階段エリアは、どこか懐かしく、
「過去を背負った別れ」が似合う場所。
背中で語るシーンが多いのも特徴です。
登場作品(例):
・『ザ・キング:永遠の君主(40階段通り)』
・(映画)『別れる決心(Decision to Leave)』
⑦ 国際市場|生活感が心に残る街
国際市場は、釜山の日常と生活がそのまま残る場所。
ドラマでは、家族・暮らし・守るものを描く場面で強く印象に残ります。
観光地でありながら、
「生きてきた時間」がにじむ街並み。
だからこそ、何気ない会話や沈黙が心に残るのです。
登場作品(例):
・(映画)『国際市場で逢いましょう(Ode to My Father)』
⑧ 海雲台(ヘウンデ)夕景スポット|物語の余韻を残す海
海雲台の夕暮れは、物語のラストや余韻を担うことが多いロケーション。
すべてが終わったあと、静かに感情を回収する役割を果たします。
日が沈むわずかな時間、
ドラマのラストカットを思い出しながら立つと、
物語がもう一度、自分の中で終わる感覚を味わえます。
登場作品(例):
・『ザ・キング:永遠の君主(海雲台クナム路)』
釜山ロケ地を巡るときの小さなコツ
釜山のロケ地巡りは、
有名スポットを次々回る“観光”とは少し違います。
大切なのは、ドラマで感じた感情を、現地でそっとなぞること。
ほんの少し意識を変えるだけで、同じ景色がぐっと特別なものになります。
- 訪れる前に、そのシーンを思い出す
どんな気持ちの場面だったか、誰がどんな表情で立っていたか。
それを思い浮かべてから歩くと、景色の見え方が変わります。 - 夕方〜夜の時間帯を選ぶ
釜山は昼よりも、夕暮れから夜にかけてが本領発揮。
空の色が変わる数十分が、いちばんドラマの空気に近づきます。 - 写真はあとで。まずは立ち止まる
シャッターを切る前に、少しだけ何もしない時間を。
波の音や風を感じると、「あの沈黙が泣けた理由」がわかる気がします。
釜山のロケ地巡りは、
名シーンを再現する旅ではなく、感情を思い出す散歩。
急がず、詰め込みすぎず。
ひとつの場所で、ドラマの余韻に浸る時間を取ってみてください。
夜景が泣かせてくる|釜山の韓国ドラマ夜景ロケ地まとめ
釜山のロケ地の中でも、
「夜景」が使われたシーンは、記憶に残りやすいものが多いです。
言葉が少なくなる夜。
その代わりに、光と影が感情を語ってくれる――。
ここでは、韓国ドラマで“夜景が感情を引き受けた”釜山ロケ地を厳選して紹介します。
① 広安里ビーチ|言葉にできない想いを夜景が代弁する
釜山の夜景ロケ地といえば、まず名前が挙がるのが広安里ビーチ。
広安大橋のライトが、告白・独白・心の整理といったシーンを何度も支えてきました。
向かい合って話すより、
同じ方向を見ながら並んで立つ――。
そんな距離感のある夜のシーンが、とてもよく似合います。
② 海雲台(ヘウンデ)夜の海岸線|物語の余韻が残る場所
海雲台の夜は、物語の終わりや、その後の余韻を描く場面で使われることが多いロケーション。
すべてが終わったあと、
登場人物が静かに歩く背中と夜の海。
「説明しないラスト」が成立するのが、この場所です。
③ 東白島(トンベクソム)夜景ルート|感情を整える静かな時間
昼とはまったく違う表情を見せるのが、夜の東白島。
観光客も減り、感情と向き合う時間がより濃くなります。
大きな出来事のあと、
誰にも話さず、ただ夜景を見つめる――。
そんな感情のクールダウンに使われやすい場所です。
④ 松島スカイウォーク夜景|距離が縮まる瞬間
ライトアップされた松島スカイウォークは、
関係性が変わる直前の夜シーンと相性抜群。
手を伸ばすか、やめるか。
一歩踏み出すか、立ち止まるか。
そんな迷いの時間が、夜の光でよりドラマチックになります。
⑤ 釜山タワー周辺|街の灯りを見下ろす夜
街を見下ろす高台の夜景は、
「これまで」と「これから」を整理するシーンに使われがち。
下に広がる街の灯りを見ながら、
自分の選択を受け入れる――。
そんな静かな決意の夜が描かれることが多い場所です。
夜景ロケ地を楽しむためのワンポイント
- 完全に暗くなる前(ブルーアワー)が一番ドラマ的
- 話さなくていい。景色を見る時間をつくる
- 写真は数枚でOK。記憶に残すことを優先
釜山の夜景ロケ地は、
「何かをする場所」ではなく、「気持ちを感じる場所」。
あのシーンが泣けた理由を、
夜の釜山で、そっと確かめてみてください。
夜の釜山ロケ地でいちばん心に残ったのは、広安里ビーチでした。
何も話さなくても、夜景を見ているだけで気持ちが整理されていく感じがあって…。
ドラマであの沈黙が泣けた理由を、いちばん実感できた場所です。
まとめ|泣いた理由を、もう一度思い出すために
釜山のロケ地は、
ただ「ドラマが撮影された場所」というだけではありません。
あのとき、どうして泣いてしまったのか。
言葉にできなかった気持ちや、胸に残った余韻を、
そっと思い出させてくれる場所です。
画面の中で見ていた海や夜景の前に立つと、
「このシーン、確かにここだったんだ」と腑に落ちる瞬間があります。
それは、ドラマを追体験するというより、
自分の感情をもう一度たどる時間に近いのかもしれません。
忙しい毎日の中で置き去りにしていた気持ちを、
釜山の景色が静かに受け止めてくれる。
そんな旅があっても、いいですよね。
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